2008/01/30

ロカポーター誕生の記録(4)

4.既存の圧縮技術

ここで、先行事例で見つけた面白いもの、を紹介します。
松下電器産業の足立 晋哉さんというITS分野らしい(?)方の発明。

(特許公開2007-104543『緯度経度データ列の圧縮装置及び圧縮方法』
※私の説明はアバウトなので、詳しくは特許電子図書館でこの文献を見てください)

基本的には道路を記述する方法です。

同じように基点と差分を記録していく方式なのだが、通常は
「緯度の変化量」
「経度の変化量」
とするところを

「移動距離は道路上で等距離となる点に振りなおして」
「角度の変化量の変化量」
と一種のベクトルに変換したデータで経路というか道路を記録する。
でなにか凄いかというと、まず移動距離は等距離で一定なので省略できる。これで1次元分のデータ省略(すごーーーい!)
で、もっとすごいのが「角度の変化量の変化量」のところ。
正確には角度の変化量の予測値と実測地の差分だそうですが。
簡単にいうと、一定のRのカーブを曲がっている時は、各点間を結ぶ線がなす角度は常に一定となるので、次の予測値と実測値の差はほとんどゼロとなる。
さらに、右左折した場合、差分はほぼ90度となる。
経路に一定曲率の道路(直線を含む)と90度の交差点が多いばあい、経路をトータルすると、差分データの分布は0度と90度の周りにかなり集中すると考えられる。これだけデータの偏りがあれば、ホフマン符号などその他の情報圧縮でかなり圧縮できる。

この人天才だなあ。。。一度お会いしたいです。
12月にITSの学会でこの人の発表があったのですが、予定があっていけなかった。残念!

0 件のコメント: